【約1年ぶり2回目】インディーズバンド20組のSNS/Youtube事情をちょっとだけまとめてみた。(Facebook,Youtube編)
インディーズバンドのSNS/Youtubeを調べてみる#Facebook,#Youtube
前回は、インディーズバンドのSNS/Youtube事情を約1年ぶりに追跡調査するエントリを投稿しました。
今回は、その続きとなる「Facebook」と「Youtube」の数値変化についてです。
Facebook:2017年7月1日→2018年5月28日
Facebook考察
Facebookは実名SNSということもあり、Twitterよりも濃いファン層が形成されていると考えられます。
この1年で最もFacebookのフォロワー伸び率が高かったのは、「八十八ヶ所巡礼」でした。ちょうど本日、新しいMVがYoutubeに投稿されていました。良いです88。
メジャーデビューを果たした「ポルカドットスティングレイ」に引けを取らないフォロワー数の増え方です。Facebookページを見てみると、2016年7月から更新が止まっています。どういったきっかけでフォロワーが増えたのかよくわかっていません。
他に目立った増え方をしているのは、2017年11月にユニバーサルシグマからメジャーデビューした「ポルカドットスティングレイ」ですが、現在はFacebookページが閉鎖されているようです。調査した2018年5月28日はFacebookページがあったのですが。
POLKAのfacebookページを開設しました! https://t.co/agOHLxKgNy
— ポルカドットスティングレイ (@POLKA_fukuoka) July 16, 2014
2017年9月にワーナーミュージック・ジャパンからメジャーデビューした「BRADIO」は着実にファン数が増えていますね。
2017年6月にキングレコードからメジャーデビューした「嘘とカメレオン」のように、Facebookの運用を捨てている場合もあります。YoutubeとTwitterの運用をしっかりやり切る事が最優先だと思っているので、あえて手を広げないという判断は私も賛成です。
さて、次はもっとも頑張りたいメディアであるYoutubeについて見てみます。
Youtube:2017年7月1日→2018年5月28日
※バンド単体のチャネルではない場合、数字を[]で囲っています。
Youtube考察
この1年で最もチャンネル登録数の伸び率が高かったバンドは、「ニガミ17才」。
Twitterフォロワー数の伸び方に比べて、圧倒的にYoutubeチャンネル登録数が伸びている点を見るに、平沢あくびブーストは間違いなくあると言って良いでしょう。絵が強すぎる。MVはたった二つしかないのに、早くも「八十八ヶ所巡礼」と同じくらいのチャネル登録数です。無論、他の何かには代えがたい謎の中毒性のある音楽が彼らの魅力の源泉であることは言うまでもないですが、チャンネル登録数を増やしたくば美少女をメンバーに迎え入れろという身も蓋もない、しかしながら再現性の高い法則を言及せずにはいられません。
美少女をメンバーに採用できなくても大丈夫。まだ手はあります。MVに美少女を登場させることで、視聴時間を確実に引き延ばすことが出来る(要出典)ので、自分たちの音楽を確実にユーザーに届けたいなら、まず最初に検討したい項目です。
MVのサムネはポルカドットスティングレイが参考になります。このポルカドットスティングレイ公式のプレイリストをご覧ください。
見るからにクリックレートが高そうですね。
さて、Twitterフォロワー数の伸び率では最下位となってしまった「YellowStuds」ですが、Youtubeチャンネル登録数の伸び率では健闘しています。私はYoutube→Twitterの順番でフォロワーが増えていくと予想しているので、次回調査が楽しみです。
フェスでも精力的に活動している「バックドロップシンデレラ」は、予想通り順調な伸びを示していますね。それを考えると、「ビレッジマンズストア」は、もう少し伸びても良さそうな気がします。つい最近公開された新MVはもう見ましたか?
すごく良い。
数字が伸びているバンドと、その活動内容には、何らかの関連性があるはずなので、もっと広い範囲で数字を観測できるよう準備中です。もし、ウォッチしたいインディーズバンドがあればメッセージください。
それでは、また。
【約1年ぶり2回目】インディーズバンド20組のSNS/Youtube事情をちょっとだけまとめてみた。(Twitter編)
インディーズバンドのSNS/Youtubeを調べてみる#Twitter
1年ほど前に、個人的に気になっているインディーズバンドのSNSとYoutubeについて数値を集計してみたことがあります。
まったく反響はなかったわけですが、約1年が経過した今、それぞれの数値がどのように伸びているのか追跡調査してみたいと思います。
今回は前回調査したバンドに加えて、
が追加されています。
そこに鳴る
いいよね。
東京喰種が大好きな私は、サムネ画像を見て「アレ?金木君のコスプレ?」と思って再生したわけですが、ズキューンとやられまして。
この曲は、パート毎に解説動画があり、こうした試みはマーケティング視点で考えてもすごく良いと思う。
私の場合は、「Youtube関連動画」→「掌で踊る」→「解説動画」→「iTunesでダウンロード」と、ファン化への道を着々と進んでます。
藤原美咲(そこに鳴る) (@michan_628) さん。による解説。可愛いね。
前回調査から約1年が経過し、各バンドのSNSはどのように変化したか
変化率も含めて横に数字を並べると見切れてしまうため、SNS毎に見ていきたいと思います。複数回に分けて、Twitter→Facebook→Youtubeの順番で掲載します。
さて、まずはTwitterから。
Twitter:2017年7月1日→2018年5月28日
Twitter考察
インディーズバンドにおいて、Twitterのフォロワー数やYoutubeのチャンネル登録数は、おおざっぱに言って「そのインディーズバンドのファンの数」と言って良い。
各バンドは個々のライブの動員数を集計しているので、その数字を通して自分たちが成長しているのか停滞しているのか把握しているはずですが、我々もSNSの情報から状況が推測できます。
札束の力を使って、マス広告を打ったり、音楽番組に出演したりすることで認知を獲得することが出来ない多くのインディーズバンドにとって、「インターネット上で、どれだけ新しい人に知ってもらえるか」が成長のカギを握っています。
Twitterのフォロワーは、「そのバンドの事を積極的に知りたい人たち」なので、めちゃくちゃ重要な成長指標です。
Twitterフォロワー数伸び率の最下位は、愛する「YellowStuds」でした。悲しい。
YellowStudsを知っている人ならわかると思うのですが、彼らは本当に素敵なバンドです。特に色んな苦労を重ねてきた30代~40代の社会人にとって、えぐられるような刺さり方をする曲がたくさんあります。よって、認知の伸びに従って、動員数が増えていくタイプのバンドだと思います。
しかし、数字の変化を見る限り、新しい認知を獲得することに苦戦しているようです。
YellowStudsは、「可愛い女の子をMVに出して踊らそ!謎ダンスを踊らそ!」とか、「フェスでウェイウェイしてファンを増やそ!」とか、積極的にバズをしかける、そういうノリのバンドではありません。機会があれば、マーケティングの側面で支援したいですね。
Twitterフォロワー数伸び率が最も高かったのは、2017年11月にメジャーデビューした「ポルカドットスティングレイ」でした。
ポルカドットスティングレイが短期間にここまで伸びた理由は、以下の記事に書かれています。一言で言うと、「マーケティングをきっちりやった」から。
私がこのブログをはじめたのも、「マーケティングとは何かを知って、それを活用することはビジネスのみならず、インディーズバンドが成長するためにも必要不可欠だ」と確信しているからです。一つでも多くのインディーズバンドの成功を願っています。
ポルカドットスティングレイの事については、別の機会に触れたいと思います。
「嘘とカメレオン」も、メジャーデビューを果たしましたね。Twitterの伸び率も「ポルカドットスティングレイ」に続く伸び率157%。Youtubeの再生数などを考えると、もっと伸びても良さそうです。
次回は、FacebookとYoutubeの変化を見てみたいと思います。
では、また。
TOKYO CALLING2017にみるサーキットイベント運営の在り方(後編)
前回のエントリー振り返り
前回の投稿の事を思い出せない程に時間が経ってしまいました。
完全に旬を逃す結果に……。サーキットイベントは来年もあると思うので投稿します。
前回のエントリーでは、『TOKYO CALLING2017』での入場規制発生率が27%に達していた事に触れ、「楽しみにしていたライブが見れなかった」というガッカリ体験を出来るだけ生まない運営をしてほしいな!、と意見を述べました。
『TOKYO CALLING2017』では、イベント参加の権利に対してお金を支払う形式になっており、お目当てのライブを見る権利を確約するものではありません。
それを承知で参加者は参加料を支払っているので、グダグダ文句を言うのは筋違いだという意見もあるかもしれません。
とはいえ、
楽しみにしていたライブが見れなかった、というガッカリ体験は少ない方がいいですよね。
サーキットイベントの事業としての収益性を担保しつつ、参加者の満足度を最大限高めるにはどうすれば良いか。
素人ながらに考えてみたいと思います。
ちなみに、
『嘘とカメレオン』は、ライブ途中のMCで入場規制と運営の責任について触れていたらしい。
本当は入場規制になるくらいお客さんが入って嬉しい!という素直な気持ちもあっただろうけど、彼らの誠実さを感じるエピソードだよね。
TOKYOCALLINGお品書き💭
— ぎーぎ (@giee_1128) 2017年9月18日
嘘とカメレオン
FOOL THE PUBLIC
The Wisely Brothers
SpecialThanks
カノエラナ
Amelie
MOSHIMO
主観MVPは嘘カメさん!「入場規制は運営が悪い」←いや名言ですわマジで😏 続いて→
『Yellow Studs』のDr田中君も、私の嘆きツイートに反応してくれていた。
優しいヒトである。
悲し過ぎる。
— 田中宏樹 Yellow Studs (@yesta_tanaka) 2017年9月18日
課題はたくさんあるだろうけど、出来る事として各バンドがリアルタイムの情報を拡散するとか、ライブをやるだけではなく、イベントを「創る」意識も必要なんだなと思いました。すいません。
ともあれ、良い日になりますように!楽しみましょー。 https://t.co/a7Qlcljyjz
サーキットイベントにおける入場規制によって生まれる悲しみを防ぐためには
さて本題。
前回の開催からだいぶ時間も経ってしまいましたし、まずは『TOKYO CALLING2017』の販売モデルを振り返ってみましょう。
メリットとデメリットは、「運営者視点」で記述しています。
[参考]TOKYO CALLING2017の販売モデル
概要
- 参加者はイベント参加の権利をチケット販売サイト(チケットぴあ等)で購入する。
- 販売価格は1日券4,500円。3日通し券12,000円。(表示は税抜)
- 参加者はイベント当日に運営事務局に立ち寄り、前売り券とリストバンドを交換する。
- 参加者は指定のライブハウスに自由に出入りできる。
- 指定のライブハウスが満員だった場合は、運営事務局員の指示に従って入場待ちとして待機することができる。
メリット
- 一般的な販売形式であるため、チケット販売プラットフォームを利用できる。
- 金儲けに徹した場合、売り上げが最大化するモデル。(ライブが見れない人が出ても、何も保証する必要がない)
デメリット
- 需要と供給のバランスが当日まで見えない。(誰がどの会場に行くかわからない)
- ライブが見れない人が一定数発生すると、運営責任を問われる可能性がある。
サーキットイベントにおける入場規制によって生まれる悲しみを可能な限り防ぐ、は大きく二通りの考え方があります。
- 入場規制を発生しないような売り方をする。
- 入場規制は発生しちゃうんだけど、参加者が納得しやすい売り方をする。
です。
まずは、
「入場規制を発生しないような売り方をする。」
だと、どうなるか見てみましょう。
1. ライブ選択式予約制販売
概要
- 参加者はイベント参加の権利を購入するのではなく、見たいバンドを複数指定し、そのライブの参加権利を購入する。
- 販売価格は4,500円(1日券の場合)。1ライブあたりの予約権を1,000円とし、4バンドまで指定可能。残り500円はキャパに空きのあるライブハウスに自由に出入りできる権利の対価とする。
- 事業者はライブハウスごとの販売数上限を設定する。予約数が販売数上限に達し次第、そのライブは販売完了とし購入不可とする。
- 参加者はイベント当日に運営事務局に立ち寄り、前売り券と(そのライブ専用の)リストバンドを交換する。最大4本。
- 参加者はそのライブ専用のリストバンドを着用することで、「必ずそのライブを見ることができる」
- ライブハウスのキャパに空きがある場合は、専用リストバンドが無くても出入り可能とする。
メリット
- 入場規制が発生しない。
デメリット
- コストがかかる。
特殊な売り方になるので、チケット販売プラットフォームが利用できず、自前でシステム構築しなければなりません。
「ライブ選択式予約制販売」は、入場規制が発生しない参加者にとって最もクリーンな販売方法なのですが、運営にとってはチケット販売プラットフォームが利用できないことと、自前でチケット販売サイトを開発し、運用するコストがかかることから、なかなか採用しにくいでしょうね。開発・運用コストは少なく見積もっても200万円以上すると思います。
次に、
「入場規制は発生しちゃうんだけど、参加者が納得しやすい売り方をする。」
です。
2. 優先枠販売
概要
- 参加者はイベント参加の権利をチケット販売サイト(チケットぴあ等)で購入する。
- チケットは、「プレミアムチケット」(料金が高い)と「スタンダードチケット」(料金が安い)の二種類。
- 「プレミアムチケット」(料金が高い)は、ディズニーにおけるファストパス的なチケット。「スタンダードチケット」の待機列を無視して、優先的にライブハウスに入場することができる。ただし、 ライブ開始前に「プレミアムチケット」待機列に並んでいる必要がある。
- 「スタンダードチケット」(料金が安い)は、「プレミアムチケット」の待機列が空になった後、ライブハウスに入場することができる。
- 参加者はイベント当日に運営事務局に立ち寄り、前売り券とリストバンドを交換する。
- 参加者は指定のライブハウスに自由に出入りできる。
- 指定のライブハウスが満員だった場合は、運営事務局員の指示に従って入場待ちとして待機することができる。(ライブが始まったら、チケットの優劣はなくなる。)
メリット
- チケットに優劣をつけることで、参加者側に「スタチケだし、仕方ないよね。」と思わせることができる。
- (おそらく)チケット販売プラットフォームを利用することができる。
デメリット
- 「プレミアムチケット」の販売数量が難しい。大きいライブハウス基準で販売数を決めると、小さいライブハウスに入れない人が発生する。
- かといって、小さいライブハウス基準で販売数を決めると、売上が小さくなる。
「優先枠販売」は、高いお金を払った人は優遇するよ!というわかりやすいシステム。
「プレミアムチケット」を買った人は、開演前に待機列に並びさえすれば、高確率でライブを見ることができる。
お金はあるけど、時間はない。そんな忙しい社会人にとってはありがたい制度になるはず。
最後はおまけ。
3. イベント速報アプリによる情報発信
概要
- 販売方法や運営方法は『TOKYO CALLING2017』と同じ。
- イベントの状況をリアルタイムに「専用アプリ」で配信する。
メリット
- 現行制度から変更点がほとんどない。
デメリット
- 専用アプリ開発コストがかかる。数十万円程度?
おそらくイベント当日はTwitterで情報収集していた人も多かったのではないかと思います。
公式がいつ更新されるかわからないから、自分で情報を拾いに行かないといけないし、地味に面倒でストレスなんですよね。
全ての会場の情報が専用アプリを見ればすぐわかる状態にするだけでも、参加者自身の行動をより効果的に誘導できるので、
参加者のストレス軽減と効率的な動員調整につながる可能性が高いです。
他にも、入場規制が発生したバンドについて追加公演を出来るようタイムスケジュールを組んでおく、など運用で頑張る方法もありますね。
こんな感じでしょうか。
もっといいアイディアを思いついた人は、@harupo1109までこっそり教えてください。
それでは、また。
TOKYO CALLING2017にみるサーキットイベント運営の在り方(前編)
TOKYOCALLING2017 9/18@渋谷 入場規制情報まとめ
- 出演バンド数:121
- 入場規制バンド数:33
- 入場規制発生率:27.27%
テーブル右端が切れて見えない人はこちら
入場規制発生率27%をどう捉えるか
イベント当日、私は当日券を買うために11:20頃から渋谷クラブクアトロに行き、長蛇の列に並んでいたのですが、途中でスタッフが入場規制のアナウンスをし始めました。
入場規制となったのは、「おいしくるメロンパン」。いかなるバンドか知らなかったのですが、一発目のバンドから入場規制になる状況に不安がよぎりました。
結局、クアトロでは当日券は買えないという公式の訂正ツイートを見て、言いようのない徒労感を覚えつつその場から離脱したのでした。
#TOKYOCALLING2017 の当日券を買うためにクアトロで長蛇の列に並ぶも、duoのみに訂正されているのを確認し、そっと離脱。各所の入場規制情報ツイートを見るに、仮に当日券を入手出来ていたとしても悲しみが深くなっていただけだったかも。嘘とカメレオンとイエスタは別の機会に。
— はるぽ。 (@harupo1109) 2017年9月18日
私の目当てのバンドは、
- 嘘とカメレオン(入場規制)
- CIVILIAN
- Yellow Studs
- 感覚ピエロ(入場規制)
だったので、最悪2バンドしか見れない結果になっていた可能性があります。
TOKYOCALLING2017公式Twitterの入場規制情報をまとめると、入場規制となったバンドは121バンド中33バンド。発生率にして27.27%だったようです。(途中で規制解除されたものも含む)
この数字に対してどのような印象を持つのか、人それぞれだと思いますが、私個人の意見としては、イベント開催者のチケット販売計画が杜撰だった、と思っています。
「入場規制で見れないバンドがある。サーキットイベントはそもそもそういうもの。同時間帯に演奏されているすべてのバンドが入場規制になっているわけではない。このイベントは新しいバンドとの出会いも含めて楽しんでほしい。」ってね。そういうスタンスなのかもしれませんが、ダメだよね。誠実に商売して欲しい。
悲しみを生まないチケット販売計画
代案無き批判は好きではないので、次のエントリでは改善案を考えて提案してみたいと思います。
それでは、また。
とあるインディーズバンドのバンドマンとフライヤー・雑誌広告による宣伝について話してみた【バンドマーケティング】
どうも、はるぽ(@harupo1109)です。
前置き
今回は、とあるインディーズバンドのバンドマンとの会話から記事を書いてみます。
インディーズバンドのマーケティングの事、インディーズバンドを取り巻く環境の事、おすすめのバンドの事など、いろいろなテーマで語る「とあるインディーズバンドマンのお悩み相談」シリーズは、今後も定期的に投稿する予定なのでよろしくお願いします。更新情報はTwitterで流します。はてなユーザーは、「読者になる」でも更新通知を受けることができるみたいです。
今回のテーマは「お金を使った宣伝活動(紙媒体)」について。
新しいファンを増やすための手段としてのフライヤー・雑誌広告
ファンを増やす手段として、フライヤーを配ってるインディーズバンドが多いよね。うちのバンドも作ってるし。でも、あんまりファンが増えてる実感ないんだよね。
全く意味がないとは言わないけど、新規ファン獲得のためにフライヤーを作るというのは、もったいないお金の使い方だと思うなぁ。
えっ、もったいないお金の使い方?!
どうして?みんなやってるメジャーな宣伝方法だよ?
理由は明確で、①新しいファンとなってくれる可能性のある人たちへどれだけ接触できるか、②接触できた人たちにバンドの魅力がしっかり伝えられるか、③効果を計測しやすいか、の3点でWeb上でのプロモーション(SNS/Youtube広告等)の方が圧倒的に優れているから。もし自分がバンドマンだったら、Web上で拡散してもらえるコンテンツ制作と、Web上での宣伝活動にお金を使うかなぁ。
んじゃ、ロキノンみたいな音楽雑誌に広告を出して宣伝するのはどうなん?
どこの書店にもある音楽専門雑誌だし、メジャーなバンドも一緒に掲載されてるよね。そこに自分たちのバンドの事が書かれていたら、名前が売れたぞ!って、ならない?
箔は付くかもしれないけど、まあそれだけだろうね。新しいファンが増えるか、の観点で考えるとそういう評価。例えば、ROCKIN'ON JAPANだったら一番安い枠で1色刷り1ページで550,000円。フライヤーと同じく、そのお金はYoutubeにアップするMVの制作費とWeb広告に回すべきというのが僕の意見だね。
試しにそれぞれ費用対効果を試算してみようか。なぜ僕はそういう意見になるのか、理解できると思うよ。
フライヤー・雑誌広告の費用対効果を考えてみる
1. フライヤー
項目 | 数値 | 備考 |
印刷枚数 | 10,000 | |
印刷費用 | \26,340 | 料金表 |
反応率 | 1.0% | サイト訪問・Twitterフォローなど |
反応数 | 100 | |
反応獲得コスト | \263 | |
効果測定 | △ | QRコード・専用Webサイト |
拡散性 | × | |
手間 | 〇 | 放置可能 |
反応率1.0%???
100人に1人だけしか反応してくれないってこと?マジで?お客さん50人のライブで配ったら、四捨五入してようやく1人じゃん!
いやいや、これでもライブハウスという音楽好きが集まる空間で配布する、という前提を踏まえて、一般的な新聞の折り込み広告チラシや、ダイレクトメールよりめちゃくちゃ甘く見積もってるつもりだよ。
聞いてみたい、その反応率。エヴァ初号機の起動確率以下だったりするの?
あ、それよりはマシ。1,000枚配布して1件反応があれば上出来という世界。商売によっては広告チラシが有効な場合もあるけど、本題じゃないからスルーするね。
ところで、フライヤーを配った効果があったか調べる方法ってないの?今は配ったら終わりというか、効果がわからないまま続けてるから、調べる方法があれば知りたいんだよね。
フライヤーにQRコードやURLを書いて、バンドの公式サイトに誘導すればGoogle Analyticsで計測可能だね。ただし、それ以外の行動、例えばフライヤーを見てバンド名をGoogleやTwitterで検索した場合などは計測することができないので、計測精度には限界があるよ。
じゃあ、次。
2. 雑誌広告(ROCKIN'ON JAPANの例)
項目 | 数値 | 備考 |
発行部数 | 400,000 | |
想定返本率 | 50% | データ |
出稿費用 | \550,000 | 料金表 |
反応率 | 0.25% | サイト訪問・Twitterフォローなど |
反応数 | 500 | |
反応獲得コスト | \1,100 | |
効果測定 | × | |
拡散性 | × | |
手間 | △ | 記事制作 |
反応率がフライヤーより低くなっているのはなんで?
タダでもらったフライヤーより見るっしょ。じっくりと。
何百ページもある中で、自分たちが掲載されているページをちゃんと見てくれる可能性って、ライブハウスで数枚だけ渡されるフライヤーを見てくれる可能性より低いんじゃないか、という理由から低く見積もってるけど…、ここは推定が難しいので、的外れな数字かもしれない。
そもそも、バンドの武器は「楽曲」と「世界観(ビジュアル)」なのに、文字と写真だけで魅力を伝えようってところに無理があると思うけどね。
Web広告の費用対効果を考えてみる
さっきフライヤーや雑誌広告より、Web上で宣伝する方が良いと言っていたよね?
理由も納得はしたんだけど、どれくらい効果が高いって言えるもんなの?
難しいね。Web上にどれくらい拡散されたか次第で決まると言ってよいから、やってみないとわからないね。
Webの広告なんてよく知らないし、なんか胡散臭いなぁ。
拡散されればいいんでしょ?
んじゃさ、Twitterで自分で拡散希望!って、Youtubeのリンクをツイートして宣伝して頑張ればいいってことにならない?
それで成果が出るんなら、最も賢くて効果的なプロモーション方法と言ってよいと思うよ。Web広告にお金を使う必要はないよね。
そんな甘い世の中じゃないのよね。厳しいよ、現実は。俺、フォロワーも少ないし。んで、具体的にはどういう宣伝をするの?
Web広告はいろんな種類があるけど、やっぱりバンドのプロモーションと一番相性が良さそうなのはYoutube広告だね。
動画が再生される前に入ってくるアレでしょ?イラっと来るから超嫌いなんだけど。
うん、わかる。邪魔だなって感じることは多いよね。ただ、動画再生前に割り込む以外にも広告を掲載できる場所があって、「Youtube上での検索結果」と「関連動画」に出せる広告があるんだよね。インパクトは弱くなっちゃうけど、イメージ悪化を回避できるメリットがある。
でも、お高いんでしょう?
インディーズバンドってたいていお金ないよ?
Youtube広告は自分で広告予算を決められるよ。固定でいくらというものではなくて。少額の予算で実験的に開始することができるから、失敗して大怪我することもないし。
でも、広告が表示されたらお金取られるんでしょ?
音楽に興味のない人に広告が表示されて、スキップされて、それでお金取られるってのは納得できないんだけど。
下に実際の設定画面の画像を見てみ。「インディーズロック」に興味関心がある人にだけ広告を出すということができる。他にも年齢や性別などでも絞り込みが出来るから、設定次第で無駄な広告接触は回避できる。あと、30秒以上再生されないと課金されない仕組みになってて、スキップした人の分は広告が出ていてもお金がかからないよ。
それはいいね。30秒以上再生されたら、いくら取られるの?
細かい説明をすっ飛ばして結論だけ言うと、今だと1再生毎に2円~4円くらいかな。
ん!?ということは、「反応獲得コスト」が2円~4円ということ?ヤバない?
「反応」をバンドの音楽を聞いてくれた、MVを見てくれた、という定義にすると、そうなるね。圧倒的なYoutube利用人口に対して、バンドの音楽を聞かせることができて、何回見てもらったか、チャンネル登録が増えたかがすぐわかる。フライヤーや雑誌広告でファンを増やそうとするより、明らかに効率が良さそうだよね。
やろ!今すぐやろ!うちのバンドのMVをYoutubeで宣伝しよ!
インディーズバンドのファン獲得手段としてのYoutube広告
インディーズバンドのファン獲得手段としてYoutube広告にどれくらい可能性があるのか、実際にYoutube広告を使って実験しているので、需要があれば別の機会にまとめたいと思います。
それでは。
嘘とカメレオンの動画SEOを調査してみたけど、清々しいまでに何もしていなかった話。
前回の記事「嘘とカメレオンはいかにしてYoutubeの再生数を伸ばしたか」に続き、今回はYoutubeの動画SEOの観点で分析してみたい。
嘘とカメレオンとは
2014年4月1日に結成されたインディーズバンド。
2016年12月に公開したバンド初のMV「されど奇術師は賽を振る」がノンリリース、ノンプロモーションにも関わらず、半年で再生回数140万回を突破、チャンネル登録者数も現在10,000件を超え、業界を騒然とさせる。
彼らが初めて投稿したMVは、上にあるように凄まじい成果を上げ、広告換算したらとんでもない金額のプロモーション効果を生み出すことに成功している。
冒頭で触れた前回のエントリでは、嘘とカメレオン初のMV「されど奇術師は賽を振る」が、140万回再生に到るまでの歩みを考察した。
Youtube再生数を増やすテクニック「動画SEO」
「動画SEO」は、Youtubeの検索結果や関連動画に表示されやすくするテクニックのこと。
今回は、半年で再生回数140万回を突破した、嘘とカメレオンのMV「されど奇術師は賽を振る」がどのような動画SEOを行ったのかを調べようと思う。
なんかやってますでしょ。流石に。
さて、まずは基本的な知識から。
YoutubeにもGoogle等と同じような検索機能があるが、動画の中身をチェックして検索結果を返しているわけではない。動画のタイトル・説明文・タグなどの文字情報が使われている。
「されど奇術師は賽を振る」を実例に見てみよう。
動画のタイトル
バンド名と曲名。まあ、普通。
説明文
内容は「MV完成の報告」・「CDの宣伝」・「HPやTwitterへのリンク」・「2作目のMVの紹介」と、これもまた普通。
動画のタグ
ここは画面上に見えない場所に設定されている。 きっとここに何か仕掛けが。
えっ。
タグがない。
「されど奇術師は賽を振る」の動画には、タグが何も設定されていない。(少なくとも2017.07.17時点では)
結論:嘘とカメレオンの初MV「されど奇術師は賽を振る」は、半年で140万回という驚異の再生数を実現したが、動画SEOのテクニックはまったく駆使していなかった。
さすがにここで終わってはゴミ記事なので、もう少し調べて見る。
他のバンドの動画タグはどうなっているか
試しに、Youtubeで「嘘とカメレオン」と検索してみよう。すると、「弾いて見た」系に混ざって普通のバンドのMVが出てくる。
検索結果の1ページ目にある。
まぜたらうまい「溺れる魚」
まぜたらうまい「溺れる魚」の動画タグ
関連動画への表示を狙っていると思われるタグ群が設定されている。
その中に「嘘とカメレオン」もある。
彼らの曲名である「されど奇術師は賽を振る」も設定されている。
さすがに曲名はバンドと直接関係ないのでは。
確信犯的だろうけど、「どうなんだろうね。」って彼ら自身も思っていそうだ。
一つ目のタグは設定ミスだと思う。誰かおしえたげて。
動画の説明文を見ると、嘘とカメレオンとの共同企画の記載があった。
これは、有効活用できそうなテクニックだ。
Youtube上での検索数が多そうな有名なバンド、トレンドになっているバンドを説明文に記載する。
何の脈絡も無く他のバンド名を記載するわけにもいかないから、このように共同企画など繋がりを持つことで自然に説明文の中に記載することができる。
さて、検索結果の2ページ目にも、通常のMVが表示されている。
プルモライト 「間もなくフィクション」 (Music Video)
プルモライト 「間もなくフィクション」 の動画タグ
やはり、「嘘とカメレオン」のタグがある。
こちらは、動画説明文に「嘘とカメレオン」の記載はなかった。
レーベルに所属していると、
このように、同じレーベルに所属しているバンド名を記載できるので、相互にバンド名を記載することで関連動画に表示されやすくなる効果がありそうだ。
10-FEETも動画タグに設定してあげてください。
残りの検索結果は、ひたすら再生リストが並ぶ結果になっている。
「動画タグ」あるいは、「動画説明文」に「嘘とカメレオン」を設定しているにもかかわらず、表示されていない動画を見つけることができなかったので、もしご存知の方がいたら教えてください。
最後に、今話題のポルカドットスティングレイから「エレクトリック・パブリック」の動画タグを参考までに。
ポルカドットスティングレイ「エレクトリック・パブリック」 の動画タグ
ながい。
椎名林檎・東京事変あたりは、ファンを狙い撃ちしているようなタグだ。表記揺れも設定しているあたり、よくわかっている人がやっている感がある。
インディーズバンドの動画SEOは、もう少し事例を集めて分析したいと思う。
それでは、また。
嘘とカメレオンはいかにしてYoutubeの再生数を伸ばしたのか
前回のエントリで、「嘘とカメレオン」について書ききれなかったので、改めて取り上げたい。前回のエントリはコチラ。
彼らの数字を調べていて衝撃を受けたのがここ。
2016年12月に公開したバンド初のMV「されど奇術師は賽を振る」がノンリリース、ノンプロモーションにも関わらず、半年で再生回数140万回を突破、チャンネル登録者数も現在10,000件を超え、業界を騒然とさせる。
公式サイトの紹介にもあるように、「ノンリリース、ノンプロモーションにも関わらず、半年で再生回数140万回を突破、チャンネル登録者数も現在10,000件を超え」をどのように実現したのか。結成が2014年で2年間の音楽活動の下地があるとはいえ、驚異的な実績だ。すごく気になる。再生数が伸びていく様子がTwitterにあったので、追ってみよう。
「されど奇術師は賽を振る」Youtube再生回数推移
MV公開から1週間で3500回達成
MVを公開して今日でちょうど1週間。
— 嘘とカメレオン▶︎9/6全国流通決定◀︎ (@chameleon_1123) 2016年12月18日
早くも3,500回近く再生!
ありがとうございます!!!
みんなの声続々と届いております(^q^)#日曜日だし邦rock好きな人と繋がりたい #日曜日だし邦rock好きのフォロワーさんが増えることを願う
MV公開から17日で5000回達成
再生回数5000回突破!!
— 嘘とカメレオン▶︎9/6全国流通決定◀︎ (@chameleon_1123) 2016年12月28日
まだまだよろしくおねがいします!! https://t.co/n8hzKIaCam
MV公開から2ヶ月と4日で10万回達成
【派手に】【祝えや】
— 嘘とカメレオン▶︎9/6全国流通決定◀︎ (@chameleon_1123) 2017年2月15日
\🎊👴🏼祝👴🏼🎊/
公開から2ヶ月と4日という気味の悪い速度でとうとうMV再生回数100,000回突破!!!
10万回だぞ!!
ふざけてんのか!!
なんか組織的な力でも働いてると勘違いされそうな勢い!
なんの組織も動いてません!!
これからもよろしくね!! pic.twitter.com/3Q9lzc1W6F
Twitterで再生数に関するツイートをすべて拾ってグラフにするとこうなる。
2017年2月10日を境に、急激に再生数が伸びている。この頃に何かしらの変化が起きたようだ。
次は、TwitterでMVがいつの時点からシェアされるようになったのかを調べることで原因を探ってみたい。
MVのシェア数はどのように伸びていったか
Twitterの検索窓に「嘘とカメレオン されど奇術師は賽を振る since:2017-1-09 until:2017-2-11」と入れると、「2017年1月9日から2017年2月11日までの期間に、【嘘とカメレオン】と【されど奇術師は賽を振る】の二つのキーワードが含まれているツイート」を返してくれる。これは、YoutubeからTwitterでシェアした場合に必ず含まれるキーワードとなる。大体これで希望通りの結果が返ってくる。
返ってきた検索結果から、日別に集計したものが上記のグラフになる。
案の定、2月10日近辺に急激にシェアの数が増えていることがわかる。ここから、「Youtubeのおすすめ」に掲載されたか、「関連動画に頻出」するようになったか、あるいは両方の要因で、多くの人の目に留まるようになった結果、MVのシェア数が増えていったものと推測できる。
Youtubeのコメントも調べてみたところ、日付レベルでの検証はできないものの、2017年2月~3月頃にYoutubeの「あなたへのおすすめ」がきっかけで見た人がいることがわかった
e L4 か月前
この動画が あなたのおすすめ に出てきた。
どうやらyotubeは俺の好きなジャンルを良く分かってらっしゃるようだ。
世界の樂太4 か月前
おすすめに出てたから聴きに来た。うん、良いじゃん!結構、好みかも。
ボーカルがカッコイイ見た目に反して可愛い声してるんだなとは思った。
焔心音4 か月前
なんでこれおすすめに出てきたʬʬʬ
全て検証したわけではないが、ぱっと見で4ヶ月前(エントリ投稿時点で2017年2月~3月頃を指している)からコメントが急増している。
アウトローtheオワ吉4 か月前
ゆらゆら帝国の関連動画からきた。最初「あ〜名前もといthe最近のバンドだなぁ」と思ったけどちょっと何かが違うね。
関連動画に関する初出のコメント。Youtubeのおすすめに掲載された時期と、関連動画に登場する時期が被っていた可能性が高い。
再生数が急激に伸び始めたのと同じタイミングで、ポルカドットスティングレイのメンバーからレコメンドのツイートがあったりと、さらにブーストの燃料が投下されている。
◼︎◼︎◼︎嬉◼︎◼︎◼︎
— 嘘とカメレオン▶︎9/6全国流通決定◀︎ (@chameleon_1123) 2017年2月15日
わーい!!!
嘘カメと最近よく名を連ねていただける、ポルカドットスティングレイのメンバーさんが直々につぶやいてくれました!!
めちゃめちゃ嬉しい!!!
ありがとうございます!!!!!! https://t.co/avE74Rwh7l
この後も勢いは加速していき、「嘘とカメレオン」が、2017年2月21日にトレンド入りしている。
🎊嘘カメnews🎊
— 嘘とカメレオン▶︎9/6全国流通決定◀︎ (@chameleon_1123) 2017年2月21日
その1. 「嘘とカメレオン」が、昨日なぜか日本のツイッターのトレンドに入る。
その2. 公開してわずか2ヶ月と1週間、ついにMV「されど奇術師は賽を振る」がなんと15万回再生突破!!!😊😊🎲🎉
フルはこちら→https://t.co/YPBp2f4nt1 pic.twitter.com/hJ19AgsYAU
王道に近道なし
改めて再生数が伸びていった経緯を整理すると、下記のようになる。
1. メンバーが地道に布教活動
・ハッシュタグ
・拡散希望ツイート
2. Youtubeおすすめにのる
3. 関連動画に出る ※2,3の順序は不明
4. シェアが増える
5. ツイッタートレンドにのる
6. 2〜4のサイクルが強化される
MVの再生数を伸ばすために、「Youtubeのおすすめ 」・「関連動画」を利用したいところだが、いずれも投稿者側で制御できるものではない。Googleを買収するしかない。これらの仕組みを理解したうえで、表示される確率を上げていく方法を取るしかないと思われる。
それと同時に、誰かにシェアしてもらうためには、「シェアしたくなるコンテンツ」であることが大前提なので、それを意識して制作することも求められる。「シェアしたくなる要素」については、また別のエントリで触れたいと思う。
嘘とカメレオンのSNS上の活動を見ると、ハッシュタグなども利用して積極的に拡散を狙っていたり、彼らの公式Twitterや、コーラの人(渡辺 壮亮 (@wtnb_laugh_tone) | Twitter)が、自分たちのバンドへの言及を丁寧にコメつきでRTしているのがわかる。
エゴサして、コメント返すのは地味にしんどいはずだが、こうした地道な活動によって「おすすめ」を勝ち取ったんだとすると、「王道に近道なし」という感じがする。